賢い買い物

もう誰も見なくなってしまったブログで、書くモチベーションもなく気がつくと今年は一度も書いていない。
まあさすがにそれでは良くないと思いちょっと書いてみる。

クリスマスから話題になっている高島屋のケーキ問題。
百貨店のビジネスモデルとして、そのブランド力を使ってあそこが販売しているのもなら間違いないという消費者の信頼を受ける物だと思う。
消費者側からすると、高いけど良い物だから買うという訳だ。
しかし、ここまでネット販売やSNS等の情報網が発達すると、なかなか難しい。
今回の高島屋のケーキ、製造元のウインズアークはほぼ同じに見えるケーキを別ルートでも販売し、その価格が高島屋販売のものよりかなり安いとのことだ。
高島屋が相当な中抜き率なわけだ。

原因を1つに特定出来ないというのは確かにそうかもしれない。しかし高い可能性として上げられることは明確だろう。
ケーキが崩れた状況は本来あった冷凍時間を短縮したことが原因の1つなのは間違いない。冷凍庫の設定温度が仮に-25℃だったとして、見た目は-5℃でも凍っているだろうが、それを常温的な場に置いた時の解凍までの時間は全然変わってしまう。抜き打ち的サンプルには問題ないと言っているが、2900個ものすべてのケーキが、サンプルと同じ状況にあったかは疑わしい。結局、凍結はしているが、冷凍庫の設定温度までは達していないものが、輸送中の状況で解凍を引き起こし、解凍してしまえば、不安定な形状のもの通常輸送程度の振動でも崩れてしまうことになったのだろう。
しかし高島屋にとってはおいしい仕事。製造元も運送業者も逃がしたくないわけで、今回の幕引きを急ぐ結果となったのだろう。

今やネット販売をググると、同じ商品なのに価格差が非常に付いている。中にはぼったくり的に定価の数倍で売っているようなものもある。
ものを買うとき、良い物に高いお金を出すのは間違っていないと思うが、同じものを高い値で買うことだけは十分注意する必要があるだろう。