日本の技術力

ライブドア問題にからんで、昨日の東証の全銘柄取引停止処置。そのまま取引を続けて
障害を発生させるよりは良いのか。
増え続ける個人投資家やその売買量の対応で完全に出遅れてしまっている。
そして頻繁におこるシステム障害。証券市場を担っている東証のこの緩慢な体質はかなり
問題なのではないか。


H2Aロケットの打ち上げ延期。送信機器に不具合ということだ。打ち上げて失敗する
よりは良いのだろうか。


コニカミノルタがカメラ事業から撤退だそうだ。なにを隠そう自分はαー7700iと
α7Dを持っている。引き継がれるソニーがどの程度、やるつもりか分からないが、
もう「進化」は期待できないのかもしれない。
オートフォーカスの元祖α7000は相当売れたらしいが、α7Dは売れなかった。
事業を続けて赤字を垂れ流しにするよりは良いのだろう。しかし、ユーザーから見れば
たまったもんじゃない。オートフォーカスやアンチシェーク技術も、もはや優位性を保持できる
ものではないということか。


現在は液晶のシャープとプラズマディスプレーの松下は一応、世界ナンバーワンとして
生き残れていると言えるだろう。しかし、これも後何年続くか。
日本の技術力・開発力、根底から危うくなっていると感じる。


最後にライブドア。少なくとも自分はライブドアが急成長する中で、若い優秀な人材を集め、
いずれ新たな技術革新をおこすような大仕事ができる会社だと思っていた。
そういう意味を含め、今回の問題によるライブドアの事実上の「破綻」は日本にとっても
非常に痛いものではないかと思っている。