花火写真

地元での花火大会。この日は全国各地で花火大会が開かれているようだ。
で、自分の趣味の写真。花火の写真は見栄えをするので結構好きなのだが、
撮影者の上手下手の差も明確に出て、自分が写したものを見ると気が滅入る。


本当は違うのかもしれないが、自分が花火の写真でもっとも難しいと感じるのは、
ピント合わせだ。花火の写真ではオートフォーカスは使えない。マニュアルにしておいて
花火の発射される場所にピントを合わせるのが基本だが、これが非常に難しい。
いい加減な本にはピントは∞に合わせればOKとあるが、よほど遠い場所から撮るのなら
良いかも知れないが、1k以内の距離だとこれでは到底ダメだ。
微妙に∞より近い位置に合わせないと、明らかに写真のピントがぼけてしまう。
これが一番難しいものだ。デジカメになって撮れた画像をすぐ見ることができるのは
良いのだが、所詮LCD画面に映った画像ではピントがきっちり合っているかの
確認は難しい。かといってノートパソコンでいちいち確認するのも面倒極まりないし、
結局、ここらへんが撮影者の腕と感になるのだろう。この部分が自分にはまだまだ
備わっていないようだ。


後は、シャッターを押すタイミング。F値は8−11の間、シャッタースピード
バルブ撮影だが、だいたい2−10秒。この範囲内で打ち上がる花火の種類を予想して、
露光量を考えながら、レリーズを押すタイミングと離すタイミングを計る。
ここが花火写真撮影の醍醐味だろう。
単独の打ち上げ花火の撮影なら簡単だが、連続で打ち上げられるスターマイン花火や、
垂れるタイプの花火などはどういう風に組み合わさって、どういう絵になるか考え
出すととても難しい。まあ、適当にシャッターを切って、たまたまうまく写るものに
期待ということに結局はなってしまう。


カメラが今は亡きコニカミノルタα7Dなのだが、このカメラも今年が最後になるだろうか。
年内にはソニーから新機種の発売が予定されているようだ。今のカメラの欠点は
バルブ撮影だとノイズレダクション処理をしなければならず、それによって連写は
おろか、1枚撮ると10秒は次の写真が撮れない。新機種ならこの部分がもっと
改善されるだろうと期待している。
写真を載せたいが、場所が分かってしまうのでそれは止めておこうか。