切れる老人

77歳の老人男性が一家を惨殺した事件。
http://www.asahi.com/national/update/0624/TKY200806240039.html
よく切れる若者などと言われるが、切れるのは若者だけではないわけだ。
そもそも高齢化社会が進む中、老人痴呆と言われる精神障害は増える一方と言える。
いわゆる、ボケは無気力的な感じになる印象があるが、抑制系の神経がボケれば、
逆に今回のように突然、とんでもないことをするということは十分考えられる。


今の時点で出てくるニュースは少ないことも含め、この事件はおそらく犯人を責任を
問うことはできないように感じる。いわゆる老人痴呆の1パターンで善悪判断などが
できない、心神喪失ということになるのではないだろうか。


となると、やはりどこかでそういう症状の人がいることを広く相談できる場が必要と
いうことになるのだろう。この家族は地域住民との付き合いもなかったようだ。
今後の高齢化に向けて、様々な問題を提起した事件に感じる。