口利き議員

大分県の教員採用汚職問題。
やはり多くの県で、関係議員や地方の有力者に対し、本来の合否発表以前に連絡が
入れられることがあったという。口利きはないとされているが、考えれば当たり前のことだが、
口利きがないなら何故わざわざ他人の合否など知らせる必要、そして議員側から
すれば知る必要があるのか。これは口利きの結果そのものだろう。その人がどうなったか
分かったら教えてねと、それこそ有力者に言われれば、ああー全然ダメでしたよ
あの子ーとは言い難い。同然、なかなかしっかりした子だから、よろしくと言っている
ことは間違いないだろう。
今回の件、この「口利き議員」に対する批判がそんなに高まっていないように感じる。
本来、議員やその秘書が職員の採用に口出しする権限も権利も全くない。
また、特定の人物だけの利益のための行動は政治家として恥ずべきことだ。
自らの権力を振りかざし、自分の都合の良い状況に導いているなら、そのことはもっと
批判されるべきことだろう。