虐待

2児放置死事件。この件は様々な角度から分析ができる事件だろう。
結論から言えば、子供が子供を産んでしまった不幸と言えるわけだが、幼少からの
生活を垣間見ると、結局、ネグレクトの連鎖を感じる。
親も離婚しており、父親は某有名ラグビー高校の顧問とやらで、相当ほっとかれて
いたようだ。これは非常に一般的な虐待連鎖のパターンだろう。


グレて更生したことになっているが、家庭や人間の温かさに触れて、更生したと
してもそれでは不十分だろう。なぜなら、そういったものは自分で築き上げるか、
あるいはもう、そういう温かさは期待しない強い気持ちを持って生きていくかの、
どちらかを自分で覚悟し確立しないといけない。
結婚相手も、自身の問題で逃しており、結局、この人は色々と自分で幸福を築き、
維持していく努力が出来なかった人なんだろうと思う。


そういう意味で子供が子供を作ったということだ。
遊びたい盛りから抜けていないのに、子供を作り、結局面倒になってしまった。
同情の余地がほとんどないだろう。こういう人にも子供手当が支払われているのか
と考えると非常に腹立たしいものだ。
市町村の虐待対応をもっとちゃんとやろうという動きもあるが、行政コストが
よりかかり、正に小さな政府がやるべきことなのか疑問だ。
しかし、そうはいっても、そうせざるを得ないわけで、難しい問題だ。