映像流出問題

尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件。
この件は色々考え方があるだろうし、政府の方針が正しいとも間違っているとも、
現段階では何ともいけないだろうと思っている。
日中関係は将来の日本にとっては、日米関係よりも重要だと思うが、今回の一連の
中国との関係では、それはまだまだずいぶんと先の話で、現状では中国は信用できる
国ではないことをはっきりさせたと言って良いだろう。
経済面で財界は中国を利用してきたわけで、それを一番重視しているのが現状だろう。


しかし、今回の問題は1下っ端の公務員がこういう国の根幹に関わる重大事に
影響を与えてしまったことだ。逮捕は見送られている。中国船長に何もできなかった
ところから、どうも政権は動きがとれなくなっているようだ。しかし、国民の
支持率ばかりを気にしていたら何もできない。民主党政権にとってもここは正念場
なのだろう。この海上保安官、やはりきっちり懲戒免職にすべきだろう。
国の方針と逆のことをやった、個人が軽い責任で済まされるはずもない。