秋入学

東大が入学制度そのものの改革に臨みだした。
年度を4月からではなく、秋からにする海外の方式にするものだ。
国際化の中で日本もそうあるべきという意見は以前からあったが、どうなるだろう。


当然問題となるのは、これは東大のみ、および大学などの教育機関全体の中だけの
問題ではなく、他の日本の社会制度全体が絡む重要な問題だ。
東大は国際化を理由に挙げるが、真の目的が重要だ。単に海外の優秀な留学生の
動員を容易にして、自分らの研究の手を増やしたいという本音が見て取れる。
これだけの理由が為に多くの社会情勢の変化を必要とする改革を進めるのは、かなり
厳しい。むろん、こういうことは東大でしか出来ないわけだから、十分な議論を
進めるなかでオピニオンリーダーになっていくべきだと思う。


いずれにせよ、十分な議論と期間が必要で早急には難しい話だろう。
地方大学や二流以下の私立大学は今回の東大の提言に迷惑しているのではないだろうか。