揺さぶられる日本

国際外交は非常に難しい。そんな思いが高まるばかりの日々になっている。
竹島問題に加え、今度は尖閣諸島を巡りまた中国がちょっかいを出してきている。
ここらへんはどう対処するのがベストなのか。
基本的に両国が権利を主張するものに対し、それを解決するのに2国間でというのは
無理だろう。
もっと国連とかに権限も合って良いと思うが、その場合は常任理事国の権限が高い
ようでは話にならんわけだ。


そもそも民主党政権の1つの売りは東アジア共同体構想だった。以前も書いたが、
これはいずれは実現させないとアメリカやEUに太刀打ちできなくなる。日本だけでは
なく韓国も中国も同様。理想的にはシンガポールまでは入れてEUに匹敵する経済
共同体を作る必要がある。それが20年後なのか、50年後なのか、100年後なのか。
まあ自分にはもう関係がないだろうが、いずれはその必要があるものだ。


しかし鳩山元総理がそれを実現するための方策は何もなかった。逆にそこをつけ込まれ
揺さぶり続けられているのが現在の状況なのだろう。
日本の国際競争力がどんどん低下し、近隣諸国から日本はごますりしてまでも仲良く
したい隣人ではなくなった。これも大きな原因だろう。
日本が生き残るのは経済力と科学技術力。原発事故があった今、自然エネルギー
利用の開発研究に国を挙げて投資し、それを成し遂げれれば,大きな進展につながる
と思うのだが。