多すぎる大学

文科大臣の田中真紀子が来年度開学予定の3大学に対し不許可とした問題。
確かに大学は数が多すぎるし、いわゆる3流以下の大学を沢山作る意味は薄い。
しかしながら、多くの手順を踏んできた大学設置・学校法人審議会が認可すべきとの
答申を全く無視する権限が大臣にあるかが非常に疑問を感じるところだ。
しかも今回は文部省周りでも、事前に全く把握されてなかったというから、もはや
田中氏の独断的思いつきとも感じられる。
ノーベル賞の山中氏に洗濯機を送ったり、記者会見中だと分かっていて電話をそこに
かけるのと同様パフォーマンスにしか見えない。
そもそも大学は開学後の競争で勝負すべきで、3流以下の大学に対し補助金
手広く配分しているのが間違っているのではないかと思う。
この問題が今後どうなるかに注目だが、一石を投じたと言う意味では少しは価値が
あると考えることもできるのだろうか。