社会構造

どこでも一般的な社会構造と思うが、決定するのは上層部でその上層部が損を
しないような変更がなされ続ければ、結果として下層部が損をすることになる。


先日述べた所得税最高税率の引き上げ、相続税の引き上げ、富裕税の導入は、多くの
国民にとっては痛くない変更だろう。それによって、国は大きな税収を得ることが
できるわけだから、非常に良いターゲットのはずである。少なくとも多くの国民に
取っては賛成となるだろう。
しかし、国を動かす上層部が鳩山氏や岡田氏のように多額の資産を持った人間なら、
当然その変更はしたくないわけである。問題点はそこで、結局弱いものばかり損をする
変更ばかりとなる。
仕分けでの医療費問題。医療費をどう下げるべきかの中で、負担比率の議論が中心と
なっているが、もっとずばりと診療報酬を引き下げの議論があっても良いはずだろう。
医師会という最大の圧力団体に誰も手が出せないのだろう。