大納会

今年は曜日の関係で大納会が早く28日に終わってしまったわけだが、大納会の株価が
年初来高値となり、きれいな完全陽線を付けるチャートとなった。
一般的には、来年も好調な市況を予測させるものではあるが、何と言っても今回の
上げは自民党政権復帰での実力以上の期待だけで上がっているだけだと思う。
よっていわゆるバブルになる可能性も高いので、そこの見極めが非常に重要なところだ。
円高の抑制は輸出企業に取っては非常に大きく、素直にここは企業収益に取っては
プラスとなるだろう。しかし果たしてその利益を国民のどの程度の人が享受できるかが、
とても楽観的には考えられないだろう。


欧州を中心とした世界経済の問題の火種は相変わらずくすぶった状態だし、中国との
尖閣問題も先延ばしは短期的には安定なんだろうが、今後の日中の力関係を考えると、
早めに根本的解決をすべきだと思う。それが長期的な友好関係を築くには絶対通ら
なければならない道だろう。偽りの友好をいくら続けていてもダメだ。


さて、来年はどういう1年になるだろうか。