失われた2年

我がドラゴンズ。やっとこの言葉を再度使えるようになったと言えよう。
普通に落合が監督になった方が良いのではとも思うが、より総括的な役割での
落合の手腕が新たに見られると考えれば、落合GM下で谷繁がどう活躍するか
楽しみと言える。


2年前の落合解任に暗躍した、諸悪の根源の坂井克彦は更迭となった。まあ裏で
次ぎにどんな天下り的な職が用意されているのかは分からないが、少なくとも
これで暗黒時代のドラゴンズOB陣が首脳陣となる可能性はなくなったと言える。
この2年は観客動員減を落合のせいにしていた、球団首脳および暗黒時代のドラゴンズ
OB陣の間違いを証明するための2年だった。始めからこうなることは分かっていたし、
まさにこの2年は失われた2年というに相応しい、あわや暗黒時代再来の危機だった。


むろん、まだ安心はできない。谷繁の実際の手腕がファンから見れば未知数だし、
球団がお金をかけずに落合GMに強いチームを。と言っているのもどの程度のケチさ
を要求しているのか分からない。そもそもGM職分の経費が必要になったわけだし、
前と同様、スコアラーやトレーナーを充実させるならそこにも経費が必要。ベテランの
年俸はかなり減らせるとは思うが、チームが強くなればこの部分も安いままとはならない。
結局、どう球団運営するのかは相変わらず問題となる。新社長がここらへんをどう考える
のかが重要なところなのだろう。