リスク管理

年明けに色々情報が出てくる事になると思うが、アクリフーズの農薬混入事件。
どうやら毒を入れるのは中国人だけのことではないようで、日本で作ったとされる
冷凍食品に関しても、そうそう安心はできないということだろう。


そもそもこのアクリフーズ、元は経営が傾いた雪印乳業の関連会社とのことだ。
カネボウの美白問題で填まった花王もそうだが、経営が傾いた会社を買収するという
ことは、それに至る社風をそのまま取り込むことになるわけで、単に利益状況だけでの
経営判断のみだと大きな間違いを犯す可能性がある。
買収後はそこを強く改善するようにしないと填まることになるだろう。実際、社風の
異なる会社を統合するのは容易でないことは簡単に想像できる。元々統合など考えず
あくまで資本が変える程度の気持ちで買収を進めてしまうと、花王や今回のような
展開は起こるリスクがあるということだろう。


以下の記事が興味深い。
http://biz-journal.jp/2013/11/post_3280.html


むろん、まだ犯人が社内にいることが確定したわけではないわけだが。


自分の家の冷凍庫を確認してみる。アクリフーズの商品は該当商品も含め、結構買って
いるが、今ストックされているのは群馬工場以外のものばかりだった。群馬工場の
ものはすべてもう食べた後のようだ。群馬工場以外のものは回収対象にはなって
いないが、はっきりいってこんな状態で食べる気はしないところ。それらも返品で
送り返すことも考えている。まあいちいちめんどくさいというのが実際だろうが。
この件は行く末を見守りたいと思う。