小保方問題3

理研CDB副センター長の笹井氏の会見は概略を把握した程度、あまり詳しくないが、
少なくとも小保方よりは理路整然と答え科学的な考察は当然だがちゃんとしている
と感じた。
むしろ、これだけ偉くなった人特有の狡さ、ごまかしは随所に感じた。
質問に対し、
真っ向から答える質問
とらえ方を意図的に変えて誤魔化して答える質問
指摘の件は調査委員会の論点に成っていないと避ける質問
この3つが明確に区別されていた。サイエンティフィックに議論するなら、3の調査
委員会の論点に含まれているかどうかは関係なく本来答えるべき質問だと思う。
やはりまともに答えると厳しいということは分かっているのだろう。


一番、アホすぎて笑えた質問は京大CiRAの山中氏に対する対抗心に関することで、
笹井氏はないと言い切った。しかし100%自分は言い切れるが、ないわけがない。
それがなかったらとうの昔に笹井氏は研究の世界から消えている。サイエンティストなんて
誰々に負けてたまるか、自分が一番研究費を取るという強い気持ちでやっているものだ。
そんな分かりきった質問をして、そしてわざわざないと答えさせて。何の意味がある
質問かと感じた。


その後の笹井氏の会見に対する色々なサイエンティストの意見を聞いても、笹井氏は
敵が多いんだなと感じた。理研CDB内部からも厳しい意見が出ており、こういった
問題で一気に笹井氏を失脚させようとする勢力を感じた。
最後に日刊スポーツに質問させたのも、理研CDB広報はわざとやったのだろうかと勘ぐる。
先に小保方の会見があるのだから、誰がどの記者かある程度分かるはずで、
あえてスポーツ紙、夕刊紙を当て、小保方氏との関係について笹井氏にしゃべらそう
としたのではないか。