処分の行く末

そろそろ小保方問題の処分の発表があっても良い頃かと思っている。
注目は小保方氏ではなく、笹井氏の方。理研が笹井氏を切れるわけないと思うが、
どの程度の対応をしてくるか。残念ながら国民の関心もかなり薄れてきているようだ。
戒告程度の処分(戒告以下の処分はは懲戒あつかいにならない)で留まってしまったら
かなり酷い話だと思う。


サイエンスのコミュニティーでも今回の切り貼り問題は論文の盗用問題は話題になっている。
前も言ったが、多かれ少なかれそういうことに関して完全に清廉潔白だと言い切れる
人は少ないだろう。特に日本人は英語の論文を書く際、全く新規に自分で英文を作製
できる人ばかりではない。多くの類似の研究からすくなくともセンテンスを利用
しながら、勿論言い回しや単語を変え構成する人も多い。
そもそも日本の書籍で言い回し事典のようなものが多数出ており、こういった分脈間の
言い回しを拡大解釈して一文まること、一章まるごととだんだん歯止めが効かなくなる
という展開は十分考えられると思う。


まあ研究の世界で本当にトップにいる人は帰国子女だったり、幼少の頃から英語に
親しんでいる人が多い、日本の教育体制で中学から英語に触れているような人では
ほとんど太刀打ちできないのだろう。