理研の対応

小保方問題に関して、国民世論の声はやや下火になった。これは未だ何も状況が進まない
こと、すなわち新しいニュースが出ないことが原因で、こうやってのど元過ぎれば
で国民から忘れられていくこと。これこそ、理研の狙いなのだろう。
もちろん、そうなることは絶対おかしいわけで、分子生物学会が随時声明を出している。


大隅典子氏はブログでも有名だが、
理研の対応は、税金で研究を支える国民への背信行為。不正の実態解明が済むまで、
検証実験は凍結すべきだ」との意見はまさしくそのところだろう。
そもそも検証実験というのは関係者が私財を提供して進めるべきものだと思うが、これ
公費などを実際使っているのだろうか。それを平然と出来てしまう神経を疑う。
自分も研究の世界に関わっているわけだが、確かに税金を使って研究をしているという考え
があるのだろうか、と疑念を感じる人に出会う事がある。研究費は競争的資金で
申請で競争して獲得する。苦労した結果、獲得できてしまうと国民のお金が自分の金
になったと勘違いしてしまうのだろう。
それは大きな間違いで、そこはしっかりと意識を持って貰うべき点だと思う。