ワンセグの受信料問題

ワンセグの携帯電話を持っていることが、放送法の受信機の設置にあたり、支払い義務が
生じうるかが争われた裁判。
判決は設置には当たらないという結論。前提となる放送法自体が契約の自由を
無視し、そもそも時代には全くそぐわなくなっているわけで、個々の裁判を行えば、
裁判官による判決の違いは当然あるだろう。また国家に右習えという判決も多くなるのは
当然だと言える。この裁判官にはもっと踏み込んで放送法自体が時代にそぐわない
ものであることも、指摘してほしかったところだ。


そして、その判決に関して、総務省高市大臣が問題発言をしている。通信行政の長が
裁判所の判定に対して、異を唱え反対の立場を表明する。
安倍ねとうよ政権ではもう日常茶飯事なことなので、特段大きくも取り上げられないが、
三権分立の精神そのものを否定する大問題発言だろう。
そもそもお前がコメントする立場の問題じゃないということだ。


この流れの中で放送そのものが非常に画一化されてきているように危惧している。
まさに戦前と重なる部分が多いのではないだろうか。