閉店間際の食料品売り場で半額になったものを買い漁る人を半額乞食と言うらしい。
まあ自分もそうなんだが、先日あった1件。
恵方巻きの日でどうも最近はあまり過剰には作らないようで、半額販売されることは
少なかった。関係の知人から聞く所によるとバローなどでは、予約販売を受け付け、
半額での販売はしないようにしているらしい。まあ予約注文した人が、貰いに行った
ところで売れ残り品が半額販売されていたら当然クレームを付け自分のも半額にして貰う
だろう。そんな商売は流石にダメなわけだ。
その日は地元のピアゴに閉店間際30分頃に行くと、恵方巻きに人だかりが出来ている。
見るとかなり売れ残っている。ピアゴはバローのような対応はしてないのかと思ったが、
なぜかかなり売れ残っているにも関わらず値引きしていない。人だかりは今や半額シールが
貼られるのを待っている半額乞食だったのだ。流石にこれを見て自分はどん引き。
残念ながらこの中に入る程の乞食魂は持ち合わせていないようだ。
ほんとは半額でなくても買っても良いかなと思っていたのだが、逆に今や半額になる
やもしれないものを定価で買う人はいないだろう。しかも半額乞食が取り巻いているものにだ。
ピアゴの販売戦略も不可解だ。本来売れ残り量を見ながら徐々に値引率を上げるのが
通常で、閉店間際にいきなり半額では売れても売り上げが半分になる。10%なり20%なり
先行してなぜ値引きしてないのか意味不明なほど有り余っていた。半額乞食の取り巻きが
集まった中で半額シールなど貼りだしたら大混乱になることは目に見えている。
そして自分のようにそんな中では定価で買うつもりだった人でも、購買意欲を削がれるだろう。
最終的に値引き販売されたのか残念ながら自分は見届けずにその場を去ってしまった。
いずれにせよ店側は愚かだろう。
実質ファミリーマートに吸収合併されたユニーグループH、こんな商売をしているの
だから、当然の結果とも言えよう。
