論文査読

自分はもうサイエンティストとしてはしくれてしまったから、いわゆる
論文査読(Peer Review)の依頼が来ても基本断ることにしている。
Peer Reviewを依頼されることはサイエンティストにとっては光栄な事だし、
そもそも論文による報告という制度そのものが個々のサイエンティストのボランティア
と言える、Peer Reviewがあってこそ成り立つものだから、本来断るのは良くない。
しかし通常の科研費などに申請する資格がない立場だと、そういういうボランティアを
率先して進めて点数を稼ぐような利点はないし、モチベーションは高まらないわけだ。
第一英語が苦手で、まずそこで非常に苦しい思いをすることが目に見えている。


が、今回、どうしても断れないしがらみで1報行う羽目となった。
論文の内容そのものはまあ理解は出来るのだが、さてどうしたものか。
突っ込み所は多いが、ジャーナル自体はややしょぼいとされるジャーナルなので、
あまり厳しくすべきではないようにも感じるところ。
とりあえず1-2週間頭を悩ますことになりそうだ。