ホリエモン、政治の世界に参入

ライブドアのCEO、ホリエモンこと堀江貴文氏が衆議院選に広島6区から無所属で立候補した。
小泉政権にとって、旧体質自民党における抵抗勢力のボスの1人と言われる亀井静香の刺客
としてだ。
色々意見は出ているし、結局のところなぜ広島6区になったのか自分的には良く分からない
ところもあるが、以下の朝日の記事にある内容のような感じなのだろう。
http://www.asahi.com/politics/update/0820/003.html


売名行為ははっきりいってその通りだろう。ホリエモンとしてはポータルサイトはアクセス
する人数が勝負なので、少しでも世間に話題提供したいわけだ。銀行業の参入も狙っているが、
まだ明確には乗り出せず、フジテレビとの提携もそれほど話題ではなくなった。
そんな中、郵政民営化に賛成するという一点から、政府自民党へ顔をつなげてかつ、刺客の
一人として注目される。ホリエモンにとってこんな美味しい話はないだろう。


一方、自民党も話題性と対立候補の頭数を揃えるのに苦労しているのだから、ちょうど良い
人材だったのだろう。


さて、肝心の騰落は田舎の地域なので、旧体質が染み込んだ所だ。ホリエモンが勝つ可能性は
ほとんどないだろう。
自分たちの地域に如何に貢献してくれるか。そんな地方のエゴでしか判断されないのである。
考えてみると、国の代表者を選ぶのに、地方から代表を選ぶのもおかしな話だ。
自民党の古い体質基盤はそういう選挙制度に適応したものなのだろう。
どの程度、票が取れるかに注目している。結論的には民主党候補の票を奪う結果になるだろうから、
亀井静香にとって、選挙に勝つという点のみから考えるとかえって立候補してくれてありがとう
ということになるのではないか。


今回の衆院選、注目は郵政民営化のみになっているが、しょうがないとはいえ本来のそうある
べきではないだろう。