ベンチャー投資

22日のとある用事だが、某ベンチャー企業個人投資家向け会社説明会というものに
行ってきたのだ。前から言っているように自分は投資家の端くれなのだ。大手証券会社は
こういう人間達を「ゴミ投資家」と呼んでいるらしい。
自社の手数料収入にとってはなんの利益にもならないからだろうが、最近はネット証券に
押されている。当たり前だ。金持ちだけを相手にした商売ではしょせん、マーケット規模は
限られている。商売をやる上ではマーケットを拡大させることが長期的には最も重要なことだろう。


話を戻そう。その説明会だが、単に投資家の端くれとしてのみの気持ちで行ったわけでもない。
さすがにそれだけで有給を取ってまで行く気にはならない。そのベンチャー企業は分野が
自分の仕事とも重なっており、サイエンティストの端くれとしてもいわゆるベンチャー
企業がどんなことを考えているのか興味があったのだ。
行ってみての感想だが、期待していた以上に面白かった。素人相手の社長の話し方など
プレゼンテーションの仕方なども参考になった。
また聞きに来ている個人投資家層を観察するのも面白い。お年寄りとか金持ちっぽい貴婦人とか、
世の中金のあるところにはあるのだなと感じさせる。
一方、質問内容などを聞いていると、この人達は会社の事業内容などほとんど分かって
いないんだなとも感じる。このギャップは第3者的立場の自分から見るととても面白い。


まあ、面白がってばかりいてもいけないのだが、ベンチャー投資は夢を見るにはなかなか良い。
100万円投資して将来1億円になるか!?
政府やみずほ銀行に多くを搾取されてしまう年末ジャンボ宝くじを買うより、よほど
期待値は高いし、自分なりの戦略も楽しめる。
ちなみに今年の年末ジャンボ宝くじ1枚(300円)当たりの当選期待値は142円。
残りは上記のところに持って行かれてしまうのだ。
ベンチャー投資の方が俄然夢があるだろうと自分は思っている。