多以良・川崎捏造問題の最終報告

以前から話題にしている東京大学の工学研究科の多比良和誠教授・川崎広明助手による
捏造問題について最終的な報告が出たとのことだ。
http://www.asahi.com/science/news/TKY200603300229.html


3月4日のブログで説明責任が成し遂げられていないと書いたが、色々探してみると、
http://d.hatena.ne.jp/cell2005/20060304
工学研究科ではなく広報の方から色々情報が出ているようだ。
工学研究科のWEBサイトにはそのことがなにもふれられず、4日に批判したのだが
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/public/info/press/index.html
場所を変えたのなら工学研究科のWEBサイトの方にもそのようにリンクしないとこれでは
気づかれないだろう。まあ、それが狙いなんだろうが。
で、それがこれ。自分はまだじっくり読んでいないので、今日コメントするのはさけておきたい。
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_180330_01_j.html
新聞記事によれば、前に報告された内容が確認されただけのように感じる。
以前から言っているように、すでに起きてしまった問題が今後起こらないようにするには
どうしたらよいかを考えることが重要なのだ。そういう意味でこういう報告や大学側の
対策が公開されることは極めて重要なのだ。


大阪大学医学部の捏造問題。もう一度よく調べ直すとこちらも医学部ではなく、本学の
ニュースのことろに2月16日にちょこっと書き込まれている。こんなの気づかないだろう。
http://www.osaka-u.ac.jp/jp/press/newtopics.html#article5
こちらは「総長見解」となっているがこれでは全然十分とは言えないだろう。
大阪大学の方は相変わらず説明責任を果たしていないと考える。これが工学部と医学部の
体質の差なのか。単に大阪大の医学部の問題なのか。いずれにせよこういう大学には、
文部科学省厚生労働省からの研究費削減という鉄拳制裁を与えるべきだろう。