配当権利の確定日と落ち日

株で資産運用をやる場合、株価そのものの上げ下げで儲けを得ようとするキャピタルゲイン
預金で言う利子に当たる配当で儲けを得ようとするインカムゲインがある。
日本では多くの企業が3月末を年決算の締めとしており、3月末での株主に対し、配当が
与えられる。むろん、多くの健全な財務状況の企業は9月末の中間決算時においても、配当を
出すようにしており、この場合は3月と9月に2回に分けて年配当が分配されると考える
ことができる。
末と言ったが実際名義変更などの時間があり、3月末から5営業日が確定日となる。
よって今年の場合は昨日が確定日だったわけだ。
つまり、例えば年1回の配当だけの企業だったら、1年間その企業の株を持っているのも、
昨日買って今日売ってしまうのも同じ額の配当がもらえると言うことだ。
うまい話のようにも思えるが、理論的には配当落ちと言って株の価値が配当分だけ下がって
いる。だから普通は株価も下がってしまうのだ。
だから配当を狙って買ってもろくなことがないことが多い。逆に自分は1ヶ月ぐらい前から
配当狙いの買いが入って来るのを期待して買っておいて、配当確定前に逃げることを良くやる。
そっちの方が儲かるような気がする。
まあ、庶民の小さな楽しみみたいなものだ。