商売における品

日頃良く行く店などでここはこうしたら良いのにとか、これはダメだろうと思うことが
多々ある。店には店側の事情もあるのだろうが。
有名どころでサイゼリア。イタリア料理のファミレス。客が店員を呼ぶと、どこの客が呼んで
いるかパネルに表示される。このパネルは誰でも見ることができる場所にあるため、
客からも店員の忙しさ具合が分かってしまう。こういうものを客に見せるべきではないだろう。
同様に、カーマホームセンター。レジ役が足りないことの放送が店内に流れる。
また、商品のコーナーに店員に聞きたいことがある場合は、このボタンを押せとあるが、
これを押すとこれまた店内放送で、どこどこのコーナーで客が問い合わせているから
対応せよといった店内放送がかかる。いずれも他の第3者の客には関係のない話で、
こんなものをわざわざ店内に流して、買い物客の気を散らすなと言いたくなる。
呼びつけた客とてあまり良い気分はしないのではないか。本来、巡回する店員に無線
式の受信機を配布しておけば良いと思うのだが。
食品スーパーのバロー。閉店時間は21:00なのに20:00になると床掃除の
大きな機械を動かし出す。結構大きな音でゴォ〜と響きわたっている。掃除など閉店
してからやってくれ、うるさいと言いたくなる。


いずれも薄利多売の店で少しでも人件費を削りたいのは分かる。しかし、ここまでやると
商売における品のなさが気になり、所詮、安かろう悪かろうの店だなという印象を受ける。
それでも、一応それなりに儲けの出ている企業なので、この方式でそれなりに成功を
収めていると言えるのだろうか。個人的にはあまり納得できない感があるのだが。