韓国と北朝鮮の関係

なんだがバカバカしくて書く気にもならないのだが、韓国の拉致被害者問題。
肉親が会いに行くのはまあ当然だろうと思うし、3年前に横田夫妻もキムヘギョンに
会いに言っても良かったと思う。それで拉致問題が解決済みとされるとかどうとかは
所詮、北朝鮮側の感覚に過ぎない。北朝鮮の考えていることを予測してもしょうがない。
http://www.asahi.com/special/abductees/index.html
あくまで日本側が自らの主張を続けることと、北朝鮮に経済的な圧力をかけ続ければ
よいだけのことだろう。
が、どうも韓国はこの拉致問題をどうしたいのか、それがニュースを見ていても
見えてこないのだ。ちょっと前に職場の外国人がやはり韓国は北朝鮮が怖いのだろうから、
無難に行きたいのだろうと言っていた。たしかに38度線をいきなり打ち破って侵略
してくる可能性もないとは言えない。そのために徴兵制までひき、軍事力に国家予算を
とらなければならないというのは韓国の国家にとって大きな損失だろう。


太陽政策と言われる北朝鮮に対する寛容な態度がひかれるようになってから、かなり
時間が経つ。今回のワールドカップは韓国が出した放映見料で北朝鮮でもサッカーが
見られるようだ。が、もちろんテレビが見られる家庭など北朝鮮ではどの程度なのか。
こういう政策が本当に有効なのかもう一度良く考えなくてはならない。


自分は将来、北朝鮮が完全に民主化して韓国との南北併合になるには、キムジョンウィル
体制の崩壊は必須だと思っている。シナリオは大きく3つだろう。
1つは北朝鮮内部で貧困などの問題から暴動が起きてくること。あるいはクーデターが
起こること。これらはロシアや東ヨーロッパ諸国と同様な展開ということができる。
最悪のシナリオに近いのはイラクの二の舞のパターンだろう。しかし、それでもいずれ
こういった形で体制が崩壊しない限り話は全く進まないように思う。そのために
まずできることは、国際社会の中での経済包囲網だろう。所詮資源のほとんどない国だ。
貧困が国民の不平不満を呼ぶ。これが一般的な独裁政権の崩壊パターンなのではないか。
太陽政策では逆に北朝鮮に経済的な余裕を持たせ、崩壊までの時間を長引かせるたけにも
思うのだ。
研究室に韓国人留学生などもいるが、流石にあまり政治的な話題をするのは、良くないと
思うので控えている。しかし彼らがどう考えているかはとても知りたいところなのだ。