福岡で起きた子供3人を死亡させた飲酒運転による追突事故。
被害者の夫婦が言うように過去にこのような事故が複数起こっているのになぜ飲酒運転が
なくならないのか。危険運転致傷罪の運用でも抑制効果はないのか、色々考えていかなくては
ならない問題だろう。
今回のケースは飲酒運転・スピード違反・脇見運転・ひき逃げ・未成年への飲酒幇助
等、危険運転致傷罪の適応がなされるだろう。
今回の件、加害者が地方公務員だったのでマスコミ得意の公務員たたきもあるが、
実際のところ各企業の飲酒運転に対する対応はどうなっているのだろうか。
この事件で初め、福岡市の中元弘利副市長が会見で、「懲戒免職は当然」と語った。
福岡市は2004年2月、「懲戒処分の指針」を策定し、ひき逃げや、飲酒運転で死亡
または重い傷害を負わせる事故を起こした場合は「免職」と定めた。とのことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000312-yom-soci
これを一般の人が見たら誰でも、死亡または重い傷害を負わせる事故じゃなければ
免職にならないのかと思うだろう。
その批判もあってか、山崎市長は「市が率先して飲酒運転を撲滅したい」と強調。
飲酒運転による物損事故の処分を免職だけにすることや、酒気帯び運転で無事故でも
免職にすることなどを検討し、早急に懲戒処分指針を改訂する考えを示した。とこのことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060828-00000026-nnp-l40
当然のことであるが、別にこれは公務員にかかわらずどんな会社でも決められるべきことだろう。
トヨタなどの自動車会社は車社会に対する責任を考えてか、すでにかなり厳しい処分に
なっているようだが、社会全体で色々な会社がこれに対してどういう決まりになって
いるのだろうか。
最近はかなり飲酒運転がおこなわれなくなっているとは思うが、ちょっと前までなら自分の
周りでもあまり気にせず酒を飲んでも車を運転する人はいた。
今回の事件、まだ22歳の加害者は飲酒運転の常習者のようだが、なぜそういう規範を
持ったのだろうか。自分の予想では比較的若い人間の飲酒運転に対する意識は、その人の
親の行動に影響されると思っている。当事者が子供の時に、親が気にせず飲酒運転をする
人間だったのかそうではなかったのかが重要なのではないか。
この加害者の親は飲酒運転に対しどうであったのか知りたいところだ。