しつこく、あるある捏造の件

またまた、あるある大辞典2での捏造の件。
自分は放送をほとんど見ていないが、レタスのテーマやみそ汁のテーマなどでも
捏造があったとのことだ。
WEBサイトの方が証拠隠滅的に閉鎖されてしまったので、それぞれのテーマがどう
http://www.ktv.co.jp/070123.html
だったのかは知らないのだが(他のサイトを検索すればテーマリストくらいは出てくる
だろうが)、はっきり言って、むしろ捏造の全くない放送テーマを探す方が難しいのではないか。
4人測定しました。一人だけデータが望まない方に振れていたので、3人測定したと
いうことにしました。これも明確な捏造。根拠なくデータを棄却することはできない。
ずばり、こういうのを含めたら捏造の全くない回はないと断言できるように感じる。


外部委員会による調査報告が楽しみだ。例えばもし、6回の捏造があったという報告が
出たとしたら、外部委員会の調査も適当だったということだと思っている。
ほとんどの回で何らかの恣意的な行為があったという結論になるのが当然だろう。


何故こうなったのか、色々と考えているのだが、柳田先生のブログにはさすがに
なるほどと思わせることが書いてある。
http://mitsuhiro.exblog.jp/5351368/
以下引用
「わからないことはわからないとはっきり言えること、結論のできないことは
はっきり結論できない、こういう能力を持った人たちが職業的科学者なのでしょう。
こういう人たちのいないグループが「科学的番組」をつくることの根本的無知さを
関係者は思い知るべきです。
バラエティ番組の担当者がそのような訓練を誰も受けてないのであれば、「面白い科学
番組」を作ろうとすればほぼ必然的に捏造行為は起きるでしょう。」


自分などがおかしい感じたのは手前みそな言い方だが、「職業的科学者」として合格
なのだろう。考えても見れば大学4年生の時からずーと教育を受けているわけだ。
一般の人が何故納豆に飛びつくか疑問でしょうがなかったわけだが、こういう訓練を
受けてない人だと、テレビが言っていることが正しい、○○大学教授が言っていることが
正しいと、盲目的に信じてしまうのだろう。


この番組の単独提供だった花王。自分はこの会社の責任も重いと思っている。へルシア
緑茶の痩身データなどもかなり恣意的だという噂も良く聞く、恣意的なデータで
「トクホ」をとり、「あるある大事典」でカテキンの効果を大げさに宣伝する。
当然これも怪しいストーリー。そして放送直後にへルシアの宣伝が流れる。
この番組自体、花王の意向は大きかっただろうし、花王の研究開発部門には、上記の
職業的科学者がいるはずなのだろうから、それを超えて怪しい効果を垂れ流し、
番組の提供を続けていたのは罪深いことだろう。
まだ、花王に矛先は向かっていないし、花王は政治力のある大企業だから、うまく
やっているのだろう。
そういう意味でも外部調査委員会がどこまで、真実を切り開けるかに注目している。