生む機械

愛知県知事選。結局、神田氏の3選となった。空港や万博での実績が評価されたと
あるのだが、企画そのものは就任以前から決まっていたのではないだろうか。
運営もうまく成功させているという評価か。名古屋駅再開発なども順調なのもあるのだろうか。
選挙結果は「生む機械」発言がどの程度影響しているのか、考察しにくいが、知事選には
関係ないと言いながら、今日のニュースの政府談話は愛知で自民が負けなかったから、
柳沢氏は辞任する必要はないという方向に進むようだ。自分としてはここでぎゃふん
と言わせたかったし、犬山市長の石田氏の教育改革には興味あった。ちょっと残念な結果だ。


得票率などを見ると、全体的な投票率は高かったが、やはり名古屋市の民主票の入りが
悪すぎる。地方で自民が強いのは当たり前なので、名古屋市で民主はもっと取らないと
だめだろう。投票率の高さで創価学会票が希釈されたのは民主にとって有利のはずだが、
あまり差を付けられなかった。
特に、名古屋市内でも所得水準が低いとされる、南区・港区・中川区投票率
低く、神田氏有利であった。これは理解しがたい。格差社会の中で貧困に喘いでいる
人らは投票に行かないのだろうか。現状に不満の1票をいれるべきではないだろうか。


いずれにせよ、これで「生む機械」発言は幕引きになるのだろうか。こういう発言は
口を開かなければ出ない分けだが、政治家としてはそれではダメだろう。ぺらぺらと
しゃべることは悪いことではないが、本音が出たときに、その人の本当の思想が分かって
しまう。柳沢氏が男尊女卑的な思想を持つことがばれてしまった今、どう考えても
厚生労働大臣としての資質に欠けると思うのだがどうだろうか。