血液ドロドロ

医者でもない人間に「検査の結果、あなたの血液はドロドロですよ」。
これで騙されてしまう人がいるようだ。呆れると言ったら怒られるだろうか。


これで、高額の健康器具や健康食品を買ってしまう。こういトラブルが急増しているらしい。
http://www.asahi.com/life/update/0307/011.html
医師以外の検査も問題だが、やはりここは2行目に戻って、騙されてしまう人々の
無知さを取り上げてみよう。
全くくどい話だが、これもあるある大事典の問題と根源は同じ。科学とエセ科学の違いが
分からない人が多すぎるのだ。
ここら辺は国や地方公共団体などがもう少し考えた方が良いのかも知れない。
仕事柄最近、統計学の本を読んでいるのだが、なかなか難しい。これをもっと分かり
安く説明出来れば、視聴率にせよ、降水確率にせよ、もう少し科学的な話ができるのでは
と思うのだ。身につけているだけで、健康になれる。こういう表現をするためには、
身につければ、健康になる。
身から外すと、健康にならない。
ということが統計学的に示されなくてはならない。もちろん先に健康の定義を明確に
しておいてなくてはならない。到底科学的命題になりえない。
もはや「身につけるだけで・・・」と単語が出た自体でエセであることが明確なので、
話を3秒も聞く必要などないのに。それでも騙される人が多いようだ。


健康問題を一言的に扱った番組や、有名人占い師の態度や表現。BPOへの意見にも
放送基準に違反するとの指摘がある。
http://www.bpo.gr.jp/better/shichosha/shichosha0701.html
こういう番組が一般人の科学とエセ科学の違いを認識できなくさせる責任があるのかもしれない。