ドラフトの金銭授受問題

横浜の那須野が日大から入団する際、プロ球界の申し合わせを上回る5億3000万円の
契約金を貰っていた問題。
日大の監督を含めた、関係者への供与を含め、世間の人々が納得できる状況説明が
ない状態が続いている。
もっと、責任を明確にすべきだ。


特に那須野の会見を聞いていると、彼は何か大きな勘違いをしているのではないかと感じる。
http://www.asahi.com/sports/update/0413/TKY200704130010.html
以下引用
――ファンに対して何か。
 今まで以上にグラウンドで(プレーする)。僕自身もこういうことがあったからどう
こう、というのは嫌。(金額に)見合うといったらおかしいけれど、そういう姿を見せ
ていきたい。


などと言っているが、金銭授受は契約に絡むことだったので、状況次第では
契約そのものの無効が議論されても良いことだ。それを飛び越えて、なぜ選手として
頑張るということが前面に出せるのか。ペナルティとして出場停止や、契約解除が
あっても良いのだ。金額に見合う活躍というのも全く反省を感じさせない。


以前から言っているが、野球というのは、グローブ・バット・ボールを持って
行うスポーツに過ぎない。野球が非常に上手くたって、それ自身には何の社会的な
意味はない。単に個人の趣味や楽しみに過ぎないものだ。それが見せ物・興行として、
金儲けが成り立つ「プロ野球」として成り立っているのは「ファン」をいうもののが
いるからに過ぎない。
そこの部分を選手や、プロ野球界のお偉方はあまり強く認識出来てないように感じるのだ。
大リーグの年俸と比較する選手がいるが、ファンの数や厚みが大リーグと日本の
プロ野球では全く異なる。


今回の金銭授受門問題に対する対応も、ファンのことを考えたらもっと違う対応が
あるはずだし、もっとファンを中心に考えるべきだ。
しっかりと今度の向けて問題を解決するべきだろう。今の状態では活躍する若手選手に
対して、お前はいくら契約金貰ったんだ?と感じ面白くない。