SHOP99

もうずいぶん前の話だったのだが、家の近所にあったコンビニのサークルKが閉店した。
その後、何になるのだろうと思っていたのだが、SHOP99という、この地区では
あまり知られていない100円コンビニになったのだ。
調べてみるとコンビニの便利さでかつ安くという感じの店で、元々はキョウデンという
長野のプリント基板会社が始めたらしい。個人的には安いだけではあまり魅力を感じない
ので、しばらく行ってみようとも思わなかったのだが、最近やっと初めて覗いてみた。
開店してから半年近くは経っているだろうか。


それで感想だが、やはり魅力は薄い。安かろう悪かろうという印象だ。店内に入ると
予想通り、ブラジル人ばかり。この地区でちょっと安い店など、かならず、日本人より
ブラジル人の方が多くなる。試しに弁当とおにぎり、それから99ブランドの商品と
してジンジャーエールなどを買ってみた。が、どれも不味い。弁当は300円ほどで
普通のコンビニよりかなり安いと思うが、米はグジャとした触感。炊き方の問題なら
疾うに解決するはずなので、米自体の問題、おそらく古米を使っているのだろう。
ジンジャーエールは1リットルで104円だが、本家カナダドライとものと比べよう
がないくらい切れも風味もない。甘みと簡単な香料とカラメル色を付けた
だけという感じだ。申し訳ないが、この商品は一口飲んで捨ててしまった。


コンビニは各店舗が小規模なので、そうそう合理的にやるのも難しい気がする。
結局、売価を安くしようとするには原材料や加工賃を安くせざるを得なくなるということだろう。
この会社はJASDACに上場しているのだが、これは投資対象にはならないなと思った。


それからもう一点。家の近くだから車で通る時に感じるのだが、納品車が車道に停車
しているのは迷惑だ。ちゃんと納品車を止める場所もSHOP99側が手配すべきだろう。
安く売るためにこういう事もなおざりになっている。迷惑するのはその道路を通る住民なのだ。