パソコン

Vistaマシンの作成のことも色々書きたいのだが、今回はもう少し話を戻して
如何にパソコンを仕事に有効活用するかという点を考えてみたいと思う。
そもそも今は色々な情報や論文をほとんどすべてパソコンを通じたインターネットで
見ることができる。プレゼンテーションノの資料作成やグラフ・表の作成もすべて
パソコンで出来る。ラボ内での情報連絡もメール。ボスの各人への指令も、直接口で
言うべきだろうと思うのだが、多くはメールになっている。
こういうことは一昔前なら、ドラえもんの世界ではないが、できたら
いいなの世界だったと思う。
それが実現した今、痛感するのが情報が取りやすくなるほど、その情報を如何に
頭に取り入れるかという、まさに頭の良さが重要になってくる。論文に接することが
しやすくなるほど、頭の良い人間がその論文を速く読むことができる。
その中で頭の良くない人(自分)はどうすればよいか。


職場にはパソコンさえまともに使えない人もいる。以前から言っているがサイエンスの
世界は如何に新しい情報を知り、それを利用出来るかが1つの勝負である。
自分が自分の職場のデスクの上にパソコンを置いたのが1996年。
NECのPC-9821 Na12/S8だった。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/960611/necnote.htm
当時は研究室で共通のパソコンが何台かあり、それで各人仕事をしていたのだが、
それだと自分用にカスタマイズしにくいし、何より常時、目の前で使うことができない
ため、ここは何としても必要だろうと思ったのだ。当時大須の安売り店で買っても
35万円以上したと記憶している。むろん自腹。仕事に使うのに。
その時、周りから感心されたものだが、これからはこれが当たり前になるだろうと
言った記憶がある。
そして現在、それは当たり前になった。


これからもパソコンをどう生かすかが勝負の1つだと思っている。様々なツール。
様々なWEBサイト。いち早くそれらから有用な情報を抜き去り、新たに新知見や
利用価値を見つけていく。自分には無知なことがたくさんあるので、そういう知見を
なんとか上手い方法で見つけ選び出していきたいものだ。
情報洪水というのだろうか。情報が増えれば増えるほど、意味のない情報、役に立たない
情報も増える。これらと如何に速く見分けをつけるか。自分は論文などはあるレベルに
達していない論文誌のものは目を付けないようにしている。良いのか悪いのかは
分からないが、そういう制限を設けないと洪水にどんどん押し流されていくのだ。
見分ける能力というのもこれからどんどん重要になるのだろう。