ストーカー

自分が思うほどあまり多様的な話題にならないニュースなのだが、例の警察官が
気に入った女性に対し、しつこつ付きまとったあげく、拳銃で殺害し、自らも自殺した
ニュース。日本では警察官が唯一拳銃の保持が許される職であり、これを心中を含め、
人や自身の命を絶つのに使うというのは恐ろしいことで、当然警察署自体の管理体制を
疑問視されて当然だ。
本人はそんなことをしたら、自分の死後、どうなるか考えないのだろうか。
なにも、拳銃を使わなくても人は殺せるのに、と極端な話だが感じる。
今回は警察官がやった。これがメインになっているが、あえて違う角度から書いてみたい。


ニュースでは飲食店の女性とあったので、普通の飲食店と思っていたが、実際は
キャバレーのようだ。女性はキャバレーの接客従業員、すなわちキャバ嬢というやつだ。
偏見と言われればそれまでだが、キャバ嬢なんて如何に男を誑かし、その気にさせ、
金を巻き上げられるかが生命線の仕事といえるわけで、この警察官はまさに、この女性に
心底填ってしまったわけだ。
警察署の同僚も付き合っていると思ったなどの証言も出ていたので、当初は付きまとい
と言うより、惚れた女性に心底填っているという印象があったのではないだろうか。
また、警察の同僚も相手がキャバ嬢ということで、しょうがないやつだなあ程度の
対応しかしていなかったのだろう。ある意味、男性の悲しいサガも感じる。
警察官はいかにもキモオタ風の男性で、おそらく女性に対する免疫もなかったのだろう。
そんな男性がまさに填ってしまったということなのだろう。


警察官もどうしてもストーカーせずにはいられないと、知り合いに打ち明けている。
もう少し、なんとか事前にならなかったものかと思う。
ストーカーに関しては、身近でも結構噂を耳にする。職場でも誰々がしつこく付きまとっている
とか、付きまとわれて迷惑しているとか。まあ、恋愛なんて諦めが良すぎても悪すぎても
駄目でそのタイミングが難しいのだろうが、相手が嫌がっているのに、迫り続ける
というのはやはり色々考えないといけないのではないか。
付きまとわれている女性の保護も重要だが、如何にストーカーする男性に対し、心理的
納得して諦めさせるような、相談を受ける場というのも重要なのではないだろうか。
事件になってからでは遅すぎる。その点で、今回の警察官に対し、周りはもっと色々な
ことができたはずではなかったかと思うのだ。