増える水草

前回の続き。熱帯魚とともに育てている水草
自分が子供の頃とは比較にならないくらい、多くの種類が日本でも入手可能になっている。
ショップに行けばだいたい50種くらいは扱っているだろうか。最小単位でも結構な
値段で、300円以上、高いのだと1000円くらいする。が、水草なんて植物だから
節が1節あれば増殖可能で、またこの最小単位も1本というわけでなく、5本くらい
まとめてある。こんなにたくさんいらないのだがなあ、と思いながらもさすがに
1本100円とかで売ってもお店は儲からないからしょうがないのだろう。


これが生育に適した環境なら、畑の作物と同様に1ヶ月もあれば10倍以上に
バイオマスとしては増殖するわけだ。そうなると、水槽いっぱいに広がってしまうが
ために、結局増えたほとんどは捨ててしまうことになる。高いのに勿体ないと思うし、
これで商売できるじゃないかとも思うのだが。
やはり魅力は増殖が極めて難しい種で、それが簡単に育つような系を開発することだろうか。


他の植物でもいくらでもあるのだが、水草は環境によってこれが同一種かと信じられないほど
形や大きさが変わる。水中葉と水上葉はもちろんだが、根を切りつめた場合とつめない
場合では大きさが異なる。エピなどを入れ、絶えず、部分的な接触刺激や食害を受ける
環境にすると、非常にコンパクトなサイズになる。なかなか面白いのだ。