ODA

日本政府による07年の途上国援助(ODA)総額が、国別で前年の3位から5位に
転落するとのことだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY200804020372.html
日頃からODAをもっと減らせと言っているので、これは致し方がないというか、
日本の将来を考慮すると、この如何に少ないODAを有効に国際貢献に使い、国際的
発言権を維持するかをしっかり考えた方がよほど良いだろう。
そもそも、これまで1.2位をアメリカと争うようなほど金額的な貢献をしてきているのに、
国連の常任理事国にも成れていない。むろん、第二次世界大戦の首謀国という、
過去の負の遺産も大きいわけだが、もう少し有効な役割が評価されているなら
こうはなっていないのではないだろうか。


赤字国債の乱発が不可欠になっている国の台所。さらに日本には資源がない。
いざとなった時、経済発展が遅れていても石油や鉱山のある国よりも、もっと貧困な
立場に立たされる可能性だってあるわけだ。
発展途上国に大盤振る舞いするゆとりなど、もうないはずだ。


うちの職場や大学に来ている、発展途上国からの留学生やポスドク。たくさんの国費を
払ってまで来て貰う価値のある人がどのくらいいるか。実態を見ている立場からすると、
大きな疑念を感じるのだ。