旅館業法違反問題

2月2日のブログにも書いたが、グランドプリンスホテル新高輪が裁判所の決定にも
http://d.hatena.ne.jp/cell2005/20080202
従わず、日教組の集会利用や参加予定者の宿泊を拒んだ問題。
宿泊拒否は旅館業法に違反すると判断こそされたが、営業停止などのペナルティはなし。
厳重注意だけで済んでしまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000115-jij-soci
これでは裁判所の決定も嘗められて当然だろう。
「社長自らが反省し謝罪したほか、ホテル側が提出した改善報告書で、適正に営業
されることが確認できた」とのことだが、その改善報告書は公開されないのだろうか。


プリンスホテルのサイトを見ると、右下のお知らせの部分に今回の一連の対応が出ているが、
http://www.princehotels.co.jp/index.html
これを時間を追って見てみると笑えてくる。2月までの公表内容は如何に自分たちの
対応が正当なものであるか、主張し続けているのに、昨日の指導を受けてから公表
された4月15日の内容「旅館業法における港区からのご指導について」では、
手のひらをコロッと返して、「ご指導を重く受け止め深く反省し、今後は再発防止に
努め、適正なホテル運営を行なっていく所存でございます。」などと宣っている。
到底、真に反省などしているとは考えられず、単に営業停止による損失を阻止しようと
しているに過ぎないわけだ。
今回のプリンスホテルの取った行動の社会的な問題点など、彼らにはどうでも良いことなのだろう。
残るは日教組側が起こした損害賠償請求。3億円の請求額すべてが認められるはずは
ないだろうが、極力多くの額の請求が認められないと、ホテル側のやったもん勝ちになってしまう。
日教組は次回の大会もグランドプリンスホテル新高輪に申し込みをすれば良いのでは
ないか。マスコミを引き連れて。