電球型蛍光灯への転換

松下電器産業が2012年までに白熱灯の販売を4割減らす方針を発表したとのことだ。
一方、消費電力が少ない電球型蛍光灯の販売数量を約2倍に引き上げる。
年間90万トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減が期待できるらしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080609-00000969-san-bus_all
地球環境にとっては良いことだが、現在においても電球型蛍光灯は販売単価が白熱球
よりかなり高い。10倍以上するだろう。消費電力、寿命などの利点を差し引いても、
白熱球には未だ初期投資の安さという大きなメリットがあるし、またタングステン
発光が直接見えるように、ガラスが透明になっている白熱球は風流でもある。
時代の流れの中で、その選択肢もなくなってしまうのだろうか。


一方、思った以上に普及してこないのが、LED(発光ダイオード)系のランプ。
LEDはエネルギー変換効率が良いため、省エネという点ではもっとも優れたものに
なるのだが、その価格の高さが一向に改善しない。特許紛争で揉めたものでもあるが、
これによって価格競争が阻害されているのではないだろうか。
LEDを蛍光灯型に並べたものも販売されている。
http://www.led-light.jp/page069096.html
しかし、恐ろしく高価だ。これでは全く普及しないだろう。LED型の照明については
自分でも色々と作って遊んだこともあるのだが、現在の径5mmとかのLEDである程度の
明るさを発揮するには、相当数並べる必要がありなかなか大変だ。
LEDそのものの大型化も必須に感じるのだが。