女子マラソン

オリンピックの女子マラソン。2大会連続金メダルを期待されていた野口が故障で
棄権とのことだ。まあ、故障はある意味リスクを負ってがんばっている以上、結果論では
何とでも言えても、どうにもならない部分が残るものだろう。
残念としか言いようがない。アンラッキーであった。グローバリーの呪いとでも言う
べきものだろうか。


それよりも自分が納得しがたいのは、こういう時のためにちゃんと補欠要員が
用意されているにも関わらず、その当の森本友天満屋)も不調を含め練習をして
いないらしい。
これでは補欠の意味がないわけだ。むろん直前すぎるというのもあるだろうが、
結局、どのくらいまでを見越した補欠だったのか。我々にはよく分からない部分が残る。


以前4番目の候補にシドニー五輪で金メダルを取っている高橋尚子が入るのが順当と
思われていた大会もあった。前回の五輪だったか。実績のある選手を補欠に
するわけには、あるいは老兵は去れ的なものか、どういう経緯があったのか分らない。
当時、この結論に関して高橋の元指導者である小出監督は、補欠にも選ばれないのかと
驚いていたのを記憶している。補欠とて選考は大きなイベントだ。
そして、今回はその補欠役が非常に重要な役割になり得たにも関わらず、
みすみすチャンスを逃してしまったのは、ほんと非常に勿体ないと思う。
これは当の森本、あるいは他の補欠候補だけでなく、日本国民全体の楽しみを
奪ったものだとも言えよう。
日本陸連がどういうスケジュールで考えているのか、ちゃんと説明を求めたいところだ。