五輪選手育成

五輪でのメダル数が明らかになると必ず多い少ないという意見が出る。また、様々な
国々では五輪で活躍した選手にかなりの「報酬」があるが、日本はそういうものが
少ないなど、もっと成果やがんばっている選手に「報酬」をという意見がある。


文部科学省は「競技力向上ナショナルプロジェクト」という名目で、09年度の
概算要求で約12億5000万円の獲得を目指すとのことだ。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/news/20080826-OYT1T00244.htm
むろん東京五輪の誘致と絡んだ話なのだが、個人的にはこういうものに国が税金を
投入すべきではないと思う。
あくまで五輪のメダルはそのスポーツだけに長けた人がそのスポーツで好成績を
あげた名誉にすぎないものだ。それはあくまで個人的なものだし、そういう活躍した
選手が増えたところで国として大きなメリットはない。
むしろ、過去に体操の池谷や、モーグルの里谷のように五輪で活躍したものの、
その後褒められないところで話題になった人もいる。そういう人らに税金が投入される
ことをどう感じるだろうか。


また、言うまでもなくこれは文部科学省官僚の天下り先の確保などの政治的なものも
絡む。スポーツをそのようなものに巻き込むべきではないと思うのだ。