無メダル

結局、五輪野球は3Aや大学生中心のアメリカにも勝てず、メダルを取ることができなかった。
ドラゴンズファンとしては岩瀬・川上・森野はろくな活躍もできず、帰ってきて
からの調子が非常に懸念される。特に岩瀬に関しては下手をすると、これで星野に
「潰されてしまった」と語り告がれるようなことになるのではないかと心配だ。


壮行試合でぼろ負けをした後、星野が「北京ではこのような無様な試合はいたしません」
と大きな声で宣言した時、周りの選手のたじろんだ反応が気になった。何か、星野と
選手の間に大きな溝があるような感じがしたのだ。1チームの監督なら絶対服従的に
おこなうこともあるだろうが、五輪のチームではそうはいかない。
選手からすれば、お前個人の名誉のために、何でオレががんばらなきゃならないんだ、
というような雰囲気があったのではないだろうか。
あくまでやるのは選手。監督は総まとめ役でしかない。星野の場合は自分が前面に
出過ぎたため、選手自体がバカバカしい気持ちを感じるようになったのではないか。
そうでないと、あのGG佐藤の落球や、村田のベンチでのあくび、アウトカウントの
間違いなどあり得ないと思うのだが。
気で負けていたというより、そもそも気が入っていたのか疑問に感じる。


いずれにせよ、これで五輪は終わり。プロ野球選手はあくまで興業収入を得るのが
仕事だ。また本職に戻って、がんばってもらいたいものだ。