GFP

ノーベル化学賞にGFPの発見と応用に関わった人らが選ばれた。
下村氏が80歳、遅すぎる受賞だ。GFPはノーベル賞の可能性のあるテーマだとは
思っていたが、ここ数年全然対象にあげられなかったため、もうないかなと個人的には
思っていた。
しかし、下村氏の言うとおり、これは医学生理学賞の方が受賞対象として、
どう考えてもあっている。
如何に化学の分野にめぼしい対象がないのかなという印象を受ける。


今年は自然科学分野で結局日本人4人の受賞。すばらしいことだ。
またまた、韓国人・中国人の歯ぎしりの音が聞こえてくる。


新聞の社説に基礎科学をもっと育むべき、もっと基礎科学に関わる人の待遇・処遇を
あげるべきなどと書かれている。人事院勧告の時には公務員の給与を下げろと
宣っている連中が、何を矛盾したことを書いているのかと呆れる。
大学関係者の給与は国家公務員の給与体系より、さらに低い体系が当てはめられている。
非常勤の研究員などはもっと酷い。
所詮、金にならないもの、役に立たないもの、趣味と大して変わらないものという考えが、
根底に存在する。
この受賞を契機として、基礎科学が以下に人類にとって不変的な意味を持つ重要な
ものであるか。
これをじっくり説得していくのも、サイエンティストの仕事の1つとなっているわけだ。