WBCの辞退

我がドラゴンズのWBC出場候補選手が全員辞退したとのことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000028-nks-base
色々、推測はできる。
まず全員辞退というのは選手個人の希望というより、もっと上層部からの介在が
あったと考えるのが普通だろう。
10/29のブログにも書いたように、
http://d.hatena.ne.jp/cell2005/20081029
日本シリーズが始まってもいないのに原がWBCの監督に就任して、
これでは読売の読売による読売のためのWBCになってしまう懸念がある。
親会社のビジネスが競合するドラゴンズが、これに協力的でなくなるのは十分予想された。
元々、ドラゴンズのオーナーは日本一の監督がやるべきと提言していたので、それを
却下されて、日本シリーズ前に何故か原に決定されたのは相当な不満があったのだろう。
しかし、とはいえ辞退とかボイコットとなると、非協力的だという批判も来るだろうし、
第一ドラゴンズの選手が活躍する姿を見たいファンを無視することにもなる。
そんな露骨なことをやるものかなという気もする。


一方、オリンピックに出場してひどい目にあった岩瀬・川上・森野などはもう出たくない。
と思うのが本音かもしれない。WBCはシーズン前だ。無理して故障でもしたら
それこそ、元も子もない。球団あるいは落合監督はあくまで自己責任で出場してくれ、
ということくらいの圧力をかけたのかなと感じる。
そうなると選手はそれに見合うメリットがなければ、そんなリスクを冒すわけがない。
そもそも、国際舞台の経験を積むことは、公式戦では経験できない、その選手の能力が
大きく引き上がるような、「何か」があると思っていた。
しかし、選手はそうは感じていないのかもしれない。少なくとも、今年オリンピックに
行ったドラゴンズの選手はそういうものを全く感じなかったのだろう。
これも星野が残した負の遺産なのかもしれない。


色々な意見もあり、推測されることもたくさんあるだろうが、最終的にWBCで
ドラゴンズの選手が誰も出ないのは、ファンとしては非常に残念に感じる。
それに尽きるのではないか。