偽造

横浜合同庁舎の食堂で食券を偽造して使ったとして、横浜県税事務所の男性職員を
停職6か月の懲戒処分とした。とのことだ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090121-OYT1T00763.htm?from=main1
わざわざ取り上げるようなニュースかとも思うが、まあ他にニュースがないのだろう。
しかし、せこい、せこすぎるだろう。写真で見るとこの偽造食券。全然似ていない。
どうせやるなら、もっとちゃんと作るべきだ。こんな誰が見ても違うと分かるものじゃ、
子供銀行のお札で買い物するようなものだ。
まあ冗談はさて置き、この職員これでいくら損したか、考えてみる。まず停職期間は
勤務にならないので無給。ボーナスはもっとも低い査定になり、むろん6ヶ月勤務に
当たる分はなくなる。定期昇給は査定で「良好でない職員」とされるので半分になる。
24歳なら大卒3年目、高卒なら7年目ということになるだろうから、月収18万−19万程度か。
調整手当が12%として20−21万。6ヶ月とボーナス支給が40%と考えると
年間おおよそ150万は損をしている。昇給抑制分は一生響くわけだから、仮に
3000円昇給が少なかったとして、ボーナス含めた減額は年間約5万円。これが定年
までの36年続くわけだから、180万。退職金の減額がおおよそ6万円。
ざっと見積もって150+180+6=336万円の損失なり。


むろん職を続けられればだが、処分は停職であっても、当然辞めてくれといった
圧力があるのだろう、後は本人の考え次第だろう。