エコナ問題

案の定、どこのスーパに行ってももやはエコナの販売はないようだ。
花王はあくまで販売の自粛としての、出荷停止であり、安全性に問題はないとしている。
http://www.kao.com/jp/corp_news/2009/20090916_002.html
そして自主回収などはしないので、あくまで店頭からの撤去は販売店の判断といとだろう。
が、当たり前だがこの状況でエコナを販売し続けていたら、その小売店こそ、倫理性が
疑われるわけだ。
自主回収はしないが、希望回収にはもちろんちゃんと応じているのだろうか。
大手流通の回収要請には応じているが、小規模な小売りには応じていないとか、そういう
もののないよう、ちゃんと対応して頂きたい。


今回のエコナの発がん性に関すること。以前からネット上にはかなりの情報が出ていた。
回収は欧州で安全性への疑念が高まったことが、引き金としているが、
実際はそれが直接の理由ではないと見る。
政権交代自民党政権の時に、口封じ的に機能していた花王が行ってきた政治献金が、
もはや期待できなくなったこと。
そして、特保取得に絡んだ厚生官僚の力が弱体化して、今後出てくるであろう
安全性の疑念に、こらえきれなくなってくるというのが理由なのだろう。


前回も書いたが、特保がらみの問題は今後、色々と出てくるだろう。同じ花王から
出ている高濃度茶カテキンの効果を謳ったヘルシア。これもほんとに効果があるのか。
安全性は大丈夫なのか。医薬品ほどの厳密な試験がなく、健康効果のみが前面に
出されたこれらの食品の安全性が、これから暴かれるのだろう。
むろん、それらがすべて危険だという意味ではない。あくまで適度に摂取する上では
ほとんど問題ないだろう。しかし、体に良いと聞くと、徹底的に大量に摂取する人が
いるものだ。そこが健康を謳った商品のもつ恐ろしい部分だと思う。
そいういう問題を含め、食の安全性をしっかりと考えていかなくてはいけないだろう。