引き際

新年になった。おおよそ新年らしくない、お題だが、年末の紅白を見て思ったことだ。
布施明が若手に自分の枠を譲っていくべきだという会見を開いただとか。いつも
思うのだが、過去の歌を聞かせたいなら、何も生放送しなくても、過去の録画を
流せば済むことだろう。実際、「思い出の・・・」という感じの歌番組はたくさん
あるわけでそういうのでやればよい。生放送でやる意義は最新の活躍を見せる、
知って貰う、それがアーチストにとって、本来の目的になるのではないかと思う。
よって、近年、新曲も出していない、コンサートも開いていないという人は
出場すべきではないだろう。
当然、この話で一番初めに名前が挙がるのは、和田アキ子だろう。彼女は歌手では
ないと思うのだがどうだろう。なぜ、いつも出るのか、そして年によってはトリを
取れるのか、理解できない。


森光子。まあ、あまり書くべき事ではないかもしれないが、やはり引き際を誤った
感が否めない。感想を求められたシーンは、世間に強く呆けを疑わせてしまった。
当然、仲間がいきなり振るはずもなし、事前のシナリオにあった流れが、完全に
頭から抜けていたのだろう。


大学にも定年後も、特任という形で残っている教授がいる。もちろん、十分サイエンスに
貢献出来ているうちは問題ないが、当然新しく入る人が来る場所は占有されてしまう。
政治力があって、サイエンスの能力は落ちてきているのに、研究費は取れるとなると
最悪なパターンだ。
どの業界でも引き際というのが、非常に重要だろう。
若手に道を譲る、その点で布施明の表明は非常に印象に残った。