基本無料ゲーム

携帯電話サイトにあるゲームが、「無料」であることを謳い過ぎ、消費者センターへの
問い合わせ、クレームが増えているとのことだ。
言うまでもなく、ビジネスである以上、無料でゲームが提供されるわけはない。
当然からくりがあるわけだ。
携帯電話以前にパソコンでのネットゲームを趣味にする自分も、多くのゲームは
基本無料だ。しかし、当然それらにはコンシュマーゲーム以上にお金を出している。
ゲームで遊ぶからには、金を出して当然だろう。でなければ、新しいゲームや
アップデートがなされず、市場そのものが縮小してしまう。


一方、現状の開発運営会社はそろそろ真摯にあり方を考え直した方が良い状況だろう。
本来、子供や大人でも自制心の不十分な人をカモにするような運営では健全とは
言い難い。いくら収益は上がってもそれでは将来への発展は望めない。
消費者金融が、顧客として手を出していけなかった元々収入が少ない人に手を出した
ため、多重債務が問題となり、国による法改正で現実的には潰されることになってしまった。
自業自得だが、業界はその前に自主的な規制をすべきだった。
同様のことがこのケースにも当てはまるだろう。


アイテム課金に関して、ほんとにどの程度の商品が当たるようになっているか、
いわゆる確率を公開する義務が法的にはない。しかし、これとて現実のクジの概念から
するとおかしい。
何本中何本が当たりなのかは、事前に告知されていないといけないのではないか。
国がこれらの規制をする前に、業界団体がそろそろ動き出さないと、消費者金融
二の舞のなるだろう。
ゲーマーとしての自分は、そうはなってほしくないところなんだが。