放射能汚染

放射性物質が大気中に放出された時点で、農作物や海産資源の放射能汚染は
必然的だと思うのだが、今更になって騒ぎ出しているようだ。
いくら健康に影響ないと言われたところで、本来検出されないものが、微量とはいえ
検出されているのであれば、当然そんなものは誰も食べたくないだろう。


自分はもう、この放射能放出が始まって以来、東北・関東地方の食産品が買わないように
決めている。と言っても、この地方の野菜はほとんどが愛知産なので関係ない。
産地の書いてないものはどうにもならないわけだが。


以前から書いているが、直接的な健康被害は生じない濃度という表現は極めて曖昧だ。
じゃあ、間接的な被害が生じうるのか。科学的にはその確率が知りたいわけだが、
そういうことははっきりしていないようだ。
DNAの損傷に関しては、その修復能力に個人差があることが知られている。
癌になりやすい家系というのは、それに関与する遺伝子に変異があることは間違いない。
一般的に危険ではない濃度であっても、もし自分の家系が特に放射線に弱い家系だったら
と考え出したら、そうそう安心もできないわけだ。


まあ、国からすれば国民がパニックに陥ることを一番警戒しているわけだろうから、
対応としてはそれで良いのかもしれないが、サイエンティストとしては突っ込みどころ
満載の政府対応に感じるわけだ。
この件はさらに長引くだろうし、今度の対応を見守りたい。