やっと消費税上げが現実的なものになってきているようだ。
もはや国の赤字体制は限界を超えているのに、なかなか対策が進まない。
人々が将来の日本に責任を持たずにいけば、税金を上げるなーと平然と言えるわけで、
借金はどんどん増える一方だ。
ここ数年の状況で歳出節減には限度があり、デメリットが生じることは十分分かったはずだ。
消費税上げがいやなら社会保障を削るしかない。現役世代の人間にとって
最悪のシナリオは、このまま赤字国債を乱発したあげく、最終的に自分たちの老後に
社会保障を削られると展開だろう。
消費税に限らず、様々な税率を今後上げていかないと、現状の社会保障は維持できない。
社会保障を削る議論はあまり出ていないが、いずれは出ることになるだろう。
最悪のシナリオにならないためには、今すぐ消費税などの税率を上げるしかない。
あとは他の税制だが、自分が以前から推奨しているのは相続税の大幅上げだ。
税率を上げるのは当然で、稼いできた人が死んだ時に余り金を国が回収すれば良いわけだ。
また現状では基礎控除額が最低のケースでも６０００万円あるので、それ以下の資産の
場合全く払う必要がない。この基礎控除を下げ、もっと広く徴収する必要があるだろう。
結局のところ、年寄りが自分の老後に必要以上のお金を、貯めることの対するメリットを
なくすことが重要ではないか。社会保障の充実と共にそれをやれば、それだけで年寄り
の内需が拡大し、経済的にはポジティブに働くだろう。
