説明書

日常生活でもそうなのだが、世の中説明書を読んで如何に迅速に把握し、それを
使いこなせるかという点は、個々の人の頭の良さというか、頭の回転の速さを
評価するポイントだと思う。
単にテレビ録画の方法とか、冷蔵庫の使い方とか、程度の違いはあるが、人によって
把握までの時間がかなり違うものだ。


仕事で使う機器、仕事で使うプログラムなど説明は当然英語でしかも、それほど
ちゃんと書かれているわけでもない。最初から最後まで目を通していたらいくら
時間があっても足りないわけで、当然ざっと見て要点だけをまず把握したいわけだが、
そこで重要なポイントを見逃してしまっては意味がない。まず分からないまま適当に
操作して、そこから体験を通じて把握していくという手もあるが、やってはいけない
ことで機器を壊してしまってもいけない。そこが難しいところ。


しかし新しい情報に対する、敷居が年齢と共にどんどん高くなっている感じがする。
昔だったらもっと手際よくできたような・・・と思うことが非常に増えてきた。
先日、仕事の世界の重鎮的な人に対し、パソコン作業を教えるのに少し関わった。
重鎮なら個々の仕事は学生や部下的な人にやらせることも可能だが、その人は自分も
知ることをポリシーにしているとのこと。当然、重鎮であっても新しいことを把握する
能力は若い学生に比べたら遙かに劣るわけだが。
そういうチャレンジングな気持ちだけは自分も失わないようにしたいところだ。